医学論文翻訳,医療英文翻訳,論文英訳,医学英語翻訳(医療論文翻訳・医学論文英訳・学術翻訳会社)

投資家向けイベント・広報代理店

アジア太平洋地域で投資家向けイベントを手掛ける大手代理店
機械翻訳を元に、高い専門性を誇るプロの翻訳者が高品質の英文報告書を作成。16,000文字以上の四半期財務報告書の翻訳を12時間以下で完了。

案件概要
  • サービス名: MTPE(機械翻訳ポストエディット)
  • 言語: 日本語から英語
  • 分野: 経済、会計
  • 文字数: 16,000文字以上を12時間以下で翻訳納品
論文翻訳, 日英翻訳, 翻訳会社

背景

クライアントは、アジア太平洋地域の投資家向け広報・イベントの代理店として2017年に創設。発行部数300万部超の世界最大の金融紙と提携し、アジア各国の提携企業の情報開示と透明性強化をサポートするとともに、上場企業が株主や将来の株主となりうる人々に対して財務情報を開示する機会を提供することを使命としています。

同社は決算説明会、アナリスト説明会、株主総会などの国内投資家向けイベントへの参加許可を得た最初の代理店でで、参加したこれらのイベントから、イベントのデータベースに加え、包括的な英語と現地語の報告書を24時間以内に作成しています。

同社が求めていたのは、16,000文字以上の原文の翻訳を12時間以内で納品できる翻訳会社で、MTPE(=Machine Translation Post-Editing)つまり、機械翻訳で得られた訳文の翻訳者による最終仕上げが求められました。以前にも別の翻訳会社を利用していましたが、品質に満足できなかったとのことです。翻訳するのは四半期財務報告書で、財務用語の正確な翻訳が必要とされていました。ご依頼いただいた業務は、同社が機械翻訳で訳出したテキストを最終的な英文に仕上げることで、翻訳者による仕上げ(=ポストエディット)の際のガイドラインも提供されました。

ユレイタスの課題

クライアントは以前に外注した翻訳会社での苦い経験から、質の高いパートナーを探していました。品質の基準を満たし、機械翻訳から一貫性を維持してレポートを仕上げられる翻訳会社を求めていたのです。そうした高い品質基準を満たす翻訳会社としてユレイタスをお選びいただきました。

12時間以内に原文16,000文字以上の翻訳を完成

投資家イベントに関する広報・レポートの大手代理店であるクライアントは、同社の顧客企業の業績報告の機械翻訳のクロスチェックと、定められた様式に沿った編集を必要としていました。このMTPE(機械翻訳の人による仕上げ)プロジェクトでは、金融分野に精通したバイリンガルのスタッフ、チェッカー、ネイティブの校正者が、16,000文字を超える膨大な文書を12時間という短いスケジュールで最終納品しなければなりませんでした。

プロジェクトでは、財務報告書の英語での最終仕上げも求められました。プロジェクトリーダーは、財務分野のエキスパートを専任スタッフとして置き、限られた時間内でのプロジェクトを遂行しました。

スタイルガイドラインと用語集の管理

報告書のスタイルや語調に関して厳密な決まりを設けていたクライアントからは、従うべきガイドラインや用語集が提供されました。ガイドラインには、数値、通貨、分数、小数になどに関するルールや、会計値をカンマ区切りの単位で記述する方法などについての細かな指示が示されており、用語集には、原文に記載されている企業の正式英語名などのリストがあり、ともに厳密に準拠する必要がありました。

また、内容が財務報告書であったため、翻訳前後の内容の一貫性を担保するために翻訳チームと緊密に連携がとられました。

クライアントの機械翻訳エンジンの使用

ポストエディット(仕上げ)の元となる機械翻訳の抽出に、クライアントは自社の機械翻訳エンジンの使用をご希望でした。数値、通貨、分数、小数、および会計値に正確を期するために、クライアントの指示に従った形での機械翻訳の出力が必要でした。

ユレイタスのソリューション

クライアントの機械翻訳 (MT) に関する広範なテストと事前リハーサルの実施

クライアントは自社の機械翻訳エンジンとポータルを使った納品をご希望でした。プロジェクト本番開始前に、技術部門および対象分野の専門家参加による事前リハーサルを実施しました。まず技術部門の専門スタッフがクライアントの機械翻訳エンジンとポータルの仕様を把握し、その後プロジェクト管理チームが彼らからの講習を受けて本番に向けた準備を整えました。

追加の品質チェック

プロジェクトの重要性を鑑み、今回は通常より1段階多くの品質チェックを取り入れました。最終校正を行うネイティブの英文校正者の手に訳文が渡る前に、社内の品質管理担当が編集後のファイルの精度と一貫性を再確認しました。

金融・財務分野の専門知識を持つ経験豊富な翻訳者・校正者を複数採用

ご要望の納期では、通常の人員では対処が困難な分量であったため、複数の翻訳者によるチームを編成しました。プロジェクトの言語ペア、分野の専門知識、そして経験に基づき3名の翻訳者を選出しました。3者とも財務文書に関して10年以上の経験を持つ翻訳者です。さらに数名の翻訳者を、不測の事態に備える予備人員として選びましたが、途切れない作業を可能にするため異なるタイムゾーンに居住する翻訳者たちでチームを編成しました。

専門用語の統一とスタイルの統一

ユレイタス独自の技術を用いながら、バイリンガルの品質管理担当者が細やかな目配りで、プロジェクト全体を通じた専門用語とスタイルの一貫性を実現しました。また独自の用語管理ツールにより、曖昧さのない正確な用語チェックも実施しました。さらに、クライアントのガイドラインについての説明を財務分野のエキスパートが行うことで、翻訳者たちが完全に理解した状態で作業に臨めるようにしました。

シームレスなコミュニケーションと効果的なプロジェクト管理

クライアントがユレイタスをお選びいただいたのは、以前利用されていた翻訳会社の品質に満足できなかったためです。そこで今回のプロジェクトでは、ユレイタスが長年の経験より築いたプロジェクト管理部門(PMO)による管理で高い品質を実現することとしました。プロジェクト全体を査定し、取るべき対策をアクションごとにグループ化することで納品までの短い時間での対処を可能にしました。また、今回のプロジェクトでは、当社独自のプロジェクト管理手法を、一般的なプロジェクト管理とテクノロジーを用いたクライアントのプロジェクト用にカスタマイズして、最適な対処を行いました。

プロジェクトリーダーは、プロセスを簡素化し、各担当者の業務を管理し、品質の一貫したチェックを続けながらプロジェクトの順調な進行を確認していきました。

ソリューション概要

  • そのまま公表できるレベルの、質の高い英文財務報告書の提供
  • 期限内での確実なプロジェクト完了
  • クライアント企業との良好な関係の構築とさらなるビジネスの獲得
  • 定められたガイドラインの遵守、機械翻訳からの最高品質の英文報告書の作成
お客様のコメント 

「当社の様式に則った形でサポートを提供いただきました。翻訳会社決定の決め手は、ユレイタスの豊富な人材です。柔軟に対応いただく必要がありましたので、ユレイタスを選びました。」

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