as well as
「as well as 」は日本人学者が英語論文を書く際に最もよく誤用される表現の1つです。その誤りの多くは「as well as」が「and」と同様に使用できるという誤解に起因するものです。実際のところ、2つの表現は類似した意味を持ってはいますが、それらの間には意味上、および文法上の重要な違いがあります。「as well as」は、「and」と似た意味を示す場合には、前置詞の働きをし、「and」よりむしろ「in addition…
dosageとdose
医学の専門用語で「dosage」と「dose」があります。これらの語は似た意味を持ちますが、同義ではありません。以下にそれぞれの語の意味とその典型的な使用例を挙げます。
dose: 1回の投与量。
(1) Each packet contains one dose.
dosage: 投与量、頻度、継続期間の決定や調整。
(2) The dosage was increased in size, frequency and duration.
(3) The…
研究論文が却下される10の理由(4)
論文が却下される10大理由を考えてきましたが、今回はその最終回。英語を母国語としない私たちにとって、最も大きな落とし穴について考えてみたいと思います。
9. 言いたいことが飛び飛びになっていて読みづらい…
「Google Scholar」を活用しよう
自分の研究を進めるうえで、同じテーマで過去に書かれた論文を網羅的に読破することによって、いわゆる先行研究をチェックすることは、基本中の基本です。現在、その専門分野の世界で、何がどこまで明らかになっているのか、逆にいえば、何がどこから明らかになっていないのか、ということを正確に把握しておかないと、新しい知見を生み出すことなど不可能だからです。
また、専門分野や研究目的によっては、過去に書かれた論文そのものが分析対象の資料となる場合もあるでしょう。…
お高い掲載却下率に打ち勝つためには?(2)
お高い却下(リジェクト)率に打ち勝つための裏技の第2回です。前回は、投稿数を増やすことを目標に話をしましたが、今回は査読者の心を揺さぶる心理攻撃のお話です。「科学の世界にあるまじき……」などと固いことはいわずに、この意外に効果的な方法を有効活用してください。
1. 知り合いの輪を広げる
やはり知っている人の論文を査読するときには、通常より真剣になるものです。学会に足しげく通って、いろいろな人に自分の研究について知ってもらいましょう。…
他人の論文を修正して自分の論文に引用するときには?
先行研究が多い分野では、すでに発表された論文の図やグラフを使えば、自分の主張をよりわかりやすく説明できる場合が多々あります。たとえば、論文Aに掲載された図を、自分の研究に関係ある部分だけ抜粋して見せたくなることがあります。また、自分の論点をはっきりさせるために元の論文のグラフのX軸とY軸を入れ替えるなど、その表示方法に手を加えたくなることもあります。…
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