【日本医科大学】荒木 尚 講師インタビュー(前編)

各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。十回目は、日本医科大学の荒木尚講師にお話を伺いました。前編では、ご自身の「英語は英語で学び、頭の中に独立した英語脳をつくる」英語学習法についてお話くださいます。 ■先生の専門分野、研究テーマを教えていただけますか。…

臨床試験の結果をシェアしていないのは誰だ?

以前、本誌「臨床試験の結果、いまだ半分以上が未公開」でも紹介したように、実施されたはずの臨床試験の結果のうち約半数ないし半数以上が公開されていないことが問題になり続けています。2016年8月には、子どもを対象にした臨床試験のうち半数近くが、途中で中止されたか、完了しても公表されていないことが新たに明らかになりました。…

複数筆者の中で偉いのは?

学術論文には、通常複数名の著者がいます。近年、専門分野の境界線や国境を越えて新しい共同研究が行われ、複数の著者による共著の論文数が増加してきました。これにより、共同研究者の役割を適切に記載することが大きな課題となっています。…

【順天堂大学】西岡 健弥 准教授インタビュー(後編)

各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。九回目は、順天堂大学の西岡健弥准教授にお話を伺いました。後編では、英語力の鍛え方についてお話くださいます。 ■英語力を鍛えるためにはどうするのが一番よいと思いますか。 日本人の研究者が 英語力 において、実際に必要とするのは読み書きですね。ヒアリングとスピーキングはそれほど現場では使わないので、読み書きを鍛えるにはまず単語量だと思います。…

論文の構成要素 – コンクルージョン

論文のコンクルージョンは本文の最後に位置し、論文をまとめる部分です。コンクルージョンは「Conclusion」という見出しの一つのセクションとするのが一般的ですが、「Discussion」と「Conclusion」、または「Summary」と「Discussion」、あるいは「Summary」と「Discussion」と「Conclusion」などといった複数のセクションに分割されることもあります。 論文のコンクルージョンは少なくとも以下の役割を果たします。 (i)…

韓国の慶尚大学校で論文投稿に関するワークショップを開催

2016年5月19日、韓国の慶尚大学校において、英文校正エナゴは論文投稿プロセスに関する ワークショップ を開催しました。高麗大学校 医学部のキム・ヒョンス氏が講師を務めました。ヒョンス氏は、論文のリジェクトをどう防止するか、リジェクトされた後にどう対応すべきかなどの話題に触れながら、論文投稿のプロセスについて解説しました。ワークショップ終了後には、参加した研究生や大学院生と活発な質疑応答が行われました。 より詳しい情報はこちら Introducing…

論文の構成要素 – 本論

論文の「本論」はイントロダクションとコンクルージョンに挟まれ、研究内容の徹底的な記述を行う部分です。分野やジャーナルによって、「Methods」と「Results」、または「Materials and Methods」と「Results and Discussion」、あるいは「Methods」と「Results」と「Discussion」などという決まったセクションから構成される形式もありますが、セクションの数、見出し、内容に関しては規定がないことがより一般的です。…

論文の構成要素 – イントロダクション

論文のイントロダクションは、本文の最初の部分であり、論文全体の内容を理解するために必要とされる予備知識を提供する部分です。個別のセクションに区切られる論文であれば、イントロダクションは「Introduction」という見出しの一つのセクションになることが一般的です。 イントロダクションが果たす主な役割には以下の項目があります。 (i) 論文の背景を示します。つまり、当研究が、どの分野に分類されるのか、そしてその分野においてどこに位置付けられるかを明確にします。 (ii)…

【順天堂大学】西岡 健弥 准教授インタビュー(前編)

各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。九回目は、順天堂大学の西岡健弥准教授にお話を伺いました。前編では、ご自身の経験をもとに、英語論文の執筆力向上についてお話くださいます。 ■先生の研究室で扱っている専門分野を教えていただけますか。…

捕食ジャーナルのリスト「ビールズ・リスト」閉鎖

いわゆる捕食ジャーナルや捕食出版社のリストとして知られる「ビールズ・リスト(Beall's List)」が、予告なしに閉鎖されました。2017年1月15日のことだと推測されます。 本誌「捕食ジャーナル-倫理学分野にすら登場」でもお伝えしたように、学術界では「捕食ジャーナル(predatory journals)」や「捕食出版社(predatory…
X

今すぐメールニュースに登録して無制限のアクセスを

ユレイタス学術英語アカデミーのコンテンツに無制限でアクセスできます。

* ご入力いただくメールアドレスは個人情報保護方針に則り厳重に取り扱い、お客様の同意がない限り第三者に開示いたしません。