助成金の申請書は「技術文書」ではなく、「セールス文書」のつもりで!

どんな研究を行うにせよ、そのためには予算が必要です。昨今ではどの分野でも、所属する研究機関に頼ることなく、自分で研究費を獲得することが求められています。いや、研究費を獲得する能力もまた、研究者としての能力の一部だという認識も広がっています。読者のなかにも、各種助成金を求めて申請書を書いたことがある人もいるでしょう。英語エディターのウィリアム・スティーブンソンとリサーチクライマーズ通信編集部が申請書を書くさいのヒントを提案します。 *     *     *…

論文査読に患者が参加!? 「患者参加型査読」の登場

通常、研究者から投稿された論文を「査読」し、ジャーナル(学術誌)で出版・公表する価値があるかどうかを検討するのは「査読者」と呼ばれる同分野の専門家(≒学者)たちです。理論物理学の論文であるならば理論物理学者が、分子生物学の論文であるならば分子生物者が査読者として選ばれ、その役割を担うことになります。当然といえば当然のことかもれません。…

ジャーナルの現状と今後の流れ

アメリカではこの数年で、有名な新聞が次々と休刊に追い込まれています。また、欧米でも日本でも、老舗の雑誌が次々と休刊・廃刊しています。一方で、インターネットでのみ読むことのできる「ウェブ媒体」が急激に増えています。 この「紙離れ」は、ジャーナル(学術雑誌)の世界にも大きく影響を及ぼしています。足早に進むオンライン化の先には、どのような世界が待っているのでしょうか? 研究者は、どうすればこの変化に乗り遅れず、有効的に活かすことができるのでしょうか?…

学術雑誌の電子化において検討すべきこと

学術雑誌の新設や、既存の雑誌の拡張を計画するとき、インターネット上でも読めるようにするかどうか、多方面から考える必要があります。電子化といえば、読者層を広げられ、査読・編集過程もスピードアップし、ビデオ・データやハイパーリンクなど、従来の印刷形式ではできなかったサービスを提供でき、費用も削減でき……と何もかもバラ色のように思われがちですが、本当でしょうか? ここでは考えられる問題点をいくつか見ていきましょう。  1. 読者や査読者が電子化についてこれるか?…

学術誌の購読費高騰は他人事?

より多くの先行文献により簡単にアクセスできるということは、研究者としての知識を深め、学術界に貢献し、そして社会にとって有意義な研究を行なうためには不可欠です。しかし、多くの研究者が大学や企業などの研究機関に所属している昨今では、 学術誌 の購読費高騰は、付属図書館や庶務課の問題だとタカをくくってはいませんでしょうか?…
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