【芝浦工業大学】松日楽 信人 教授インタビュー(後編)

各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。十一回目は、芝浦工業大学の松日楽信人教授にお話を伺いました。後編では、学生や若い研究者の英語力向上方法と、それをサポートする大学の役割についてお話くださいます。 ■先生の研究室の学生さんや研究をされている方は英語で苦労されている様子はありますか。…

「責任ある研究活動」のために諮問委員会を

英語圏では、研究不正の防止に向けた取り組みについて、深い議論が続いています。 2017年4月11日、アメリカの有力な学術団体「米国科学・工学・医学アカデミー(NASEM: The National Academy of Sciences Engineering Medicine)」は、研究不正防止に向けた提言をまとめた報告書『研究公正の育成(Fostering Integrity in Research)』を公表しました。…

間違いやすい用語や表現 - bigとlittle

形容詞「big」と「little」は、(例(3)、(4)、(5)で示す「little」の用法を除いて)口語的とされるため、原則として学術論文など、正式な書き言葉を必要とする文章では避けるべきです。 ここで、「big」と「little」に共通する一つの用法と「little」にしかない二つの用法を個別に考察します。 「big」と「little」に共通する用法は以下で例示されます。 (1) The value of this quantity in the present…

【芝浦工業大学】松日楽 信人 教授インタビュー(前編)

各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。十一回目は、芝浦工業大学の松日楽信人教授にお話を伺いました。前編では、ご自身の研究と、英語で苦労された経験や勉強法についてお話くださいます。 ■先生の研究室で扱っている専門分野や研究テーマを教えていただけますか。…

間違いやすい用語や表現 -複数形の誤用

英語には、通常単数形でしか用いられない名詞がたくさんあります。それらの名詞は、通常の用法で不可算物あるいは一つの可算物とみなされるものを意味するわけです。英語を母語としない人がこのような名詞を誤って複数形で用いているのをしばしば見かけます。 以下はこのような誤りの典型例です。 (1) These data analysis studies have added many knowledges to our understanding of neuronal…

研究不正の件数はもっと多い? 英BBCが調査

研究不正(research misconduct)の件数は、公式に認定されているよりもずっと多いかもしれません。イギリス放送協会(BBC : British Broadcasting Corporation)が独自調査の結果を3月27日に報じました。 イギリス議会には上下両院に科学技術委員会(Science and Technology…

冠詞用法I: 量を表す名詞はその値によって 一意に特定されない

私が読んできた論文からすると、日本人が書く英文における問題点は3〜5割が冠詞用法に関わるものです。誤った冠詞用法がよく見られる名詞の中でも量を表す名詞は特別です。量を表す名詞で見られる誤った冠詞用法は、誤りの多さおよび誤りが引き起こす意味上の問題の深刻さによって、特に顕著な誤用です。ここでは、その典型的な誤用の一つを考察します。 冠詞の誤用を引き起こす原因に、量を表す名詞独特の誤解が幾つか存在します。その一つは以下の誤用例で見られます。 (1) This circle…

CSE2015の報告書の要約をESE誌11月号に掲載

2015年5月17日にアメリカで開催されたCSE(Council of Science Editors)年次大会に参加した英文校正エナゴが報告書をまとめ、要約がESE(European Science Editing)誌の11月号に掲載されました。当大会ではエナゴ自身もパネルディスカッションの司会を担い、最近の出版モデルにおけるメリット、デメリットを含む様々な要素について議論を行いました。 より詳しい情報はこちらから(英語) 2015 CSE Annual…
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