オープンアクセス論文の引用率は本当に高いのか

欧州の研究機関をはじめ、オープンアクセス(OA)出版を積極的に後押しする動きが高まる中、OAの普及が加速化していますが、その一方で、定期購読料につき大学などの研究機関と出版社との対立が膠着状態となっています。実際、OAに掲載された論文の方が、購読雑誌に掲載された場合よりも閲覧数・ダウンロード数ともに多くなることが判明しており、その傾向は一層強まると予想されています。 確実に読者を掴むOA出版 2014年にNature…

オープンアクセスの動向と課題

オープンサイエンスが進展し、国際的にも広がるにつれ、研究の専門家に限らずあらゆる人が学術研究の成果や研究に関連する情報にアクセスできるようになってきていますが、同時に研究スタイルやデータ共有などに影響がおよんでいます。今回は、オープンサイエンスとは切っても切れないオープンアクセス(OA)の動向と課題について振り返ってみます。 オープンアクセスウィーク…

DOAJオープンアクセスに関する2018年調査結果

オープンアクセスが実現可能なモデルとして注目されながらも、エルゼビア社と欧州の研究機関の抗争がこう着状態に陥るなど、学術出版の問題はまだまだ解決しそうにありません。このような状況の中、2019年1月9日にオープンアクセスジャーナルのディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)が2018年に行ったオープンアクセス(OA)に関するアンケート調査の結果を発表しました。 DOAJのアンケート調査…

欧州機関オープンアクセス義務化へ「プランS」発表

今年9月、ヨーロッパで研究費を助成している11の機関が共同で、自分たちが予算を提供している科学者たちは、2020年以降、論文を即座に無料で公表することを義務づけるという構想「 プランS (Plan S)」を発表しました。この計画は、欧州委員会が推進しており、ヨーロッパ各国の国立の研究費助成機関などが署名していますが、国によっては意見が分かれています。当然、出版社は反発しており、この先の動きには注目です。
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