エナゴがトルコで学術ライティングのワークショップを開催

エナゴは2017年3月、トルコのマルマラ大学で学術論文作成に関するワークショップを開催しました。これは同国最古の教育機関であるマルマラ大学と共同で実施したもので、ライティングの具体的な技術やライティングツール、データ管理などさまざまなセッションが設けられ、多様な分野の教授や研究者、若手研究者や学生など40名以上が参加しました。 より詳しい情報はこちらから(英語) Enago Discusses about Academic Writing Techniques at a…

【国際医療福祉大学 三田病院】朝本 俊司 教授インタビュー

各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。十三回目は、国際医療福祉大学三田病院の朝本俊司先生にお話を伺いました。脳神経外科医でありながら日本のスポーツドクターの第一人者でもある朝本先生。英語力を伸ばす最短の方法や、論文執筆の経験の大切さをお話し下さいました。 ■先生の専門分野、研究室の研究テーマを教えてください。 脳神経外科で、脊椎脊髄外科が専門です。…

エルゼビアが浮き彫りにした学術誌出版のコスト問題

2017年に入って、ドイツ、ペルー、台湾の研究者たちが、複数のオンライン学術ジャーナルにアクセスできなくなりました。それらのサイトとオランダの大手学術出版社エルゼビアとの2017年度のライセンス契約交渉が決裂、無契約状態になったため、エルゼビアの管理する何千というジャーナルへのアクセスが遮断されたのです*1。どうしてこのような事態に至ったのでしょうか? 学術ジャーナルの歴史 学術ジャーナルの歴史は、1665年に遡ります。この年、フランスで Journal des…

査読システムを欺き、自分の原稿を自分で査読!?

本連載では、どんないい加減な論文でも掲載料さえ払えば載せてしまう「捕食ジャーナル」や、どんないい加減な発表でも参加料さえ払えば発表させてしまう「フェイク・カンファレンス」を取り上げてきました。今回は、ジャーナル(学術雑誌)の査読システムを欺いて、著者が自分の原稿を自分で査読してしまう「偽装査読(peer review rigging)」の例を紹介します。「フェイク査読(fake peer review)」などと呼ばれることもあります。…

【駒澤大学】日野 健太 教授インタビュー(後編)

各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。十二回目は、駒澤大学の日野健太教授にお話を伺いました。後編では、研究者を目指す若手の方に向けてのメッセージと英語力向上への秘訣をお伺いします。 ■ 大学や大学院で英語論文の書き方や口頭発表の仕方を学ぶ機会は少ないと思いますが、研究者を目指す方は、それらをどのように鍛えていくのが良いのでしょうか?…

【駒澤大学】日野 健太 教授インタビュー(前編)

各大学の研究室に訪問し、研究者たちにおける英語力向上の可能性を探るインタビューシリーズ。十二回目は、駒澤大学の日野健太教授にお話を伺いました。組織におけるリーダーシップというテーマで理論・実証研究を進める傍ら、ご自身で翻訳作業も行っている日野先生から、論文を声に出して読んでみることが大事とのアドバイスをいただきました。 ■研究室で扱っている専門分野、研究テーマを教えてください。…

Publons CEO アンドリュー・プレストン氏へのインタビュー

「専門家による論文査読を効果的に行うことで、科学を加速化する」をミッションに掲げて2012年に設立されたPublons(パブロン)社は、世界中の研究者や出版社などの学術関係者とともに、査読者の功績を評価する取り組みを進めています。今回お話を伺ったパブロン社の共同創設者兼CEOであるアンドリュー・プレストン(Andrew…

間違いやすい用語や表現 -a lot

熟語「a lot」は副詞として、また前置詞「of」と合わさって形容詞として用いることができます。前者と後者の場合には「a lot (of)」は、それぞれ「a great deal」や「to a great degree/extent」そして「much」や「a great amount/degree of」の同義語になります。ただし、このような用法は極めて口語的なので、学術論文では避けるべきです。(*1) 以下は「a lot」の典型的な誤用を例示します。 I. 副詞…
X

今すぐメールニュースに登録して無制限のアクセスを

ユレイタス学術英語アカデミーのコンテンツに無制限でアクセスできます。

* ご入力いただくメールアドレスは個人情報保護方針に則り厳重に取り扱い、お客様の同意がない限り第三者に開示いたしません。