キーワード

キーワードとは、論文の内容を端的に表す語句のことであり、著者が判断して選ぶものです。通常は5、6語程度を選び、アブストラクトの直後に記載します。キーワードは研究者がウェブで論文を検索する際に使用されるので、適切なものを選べば論文へのアクセスが容易になり、多くの人に読んでもらえるチャンスが高まります。効果的なキーワードを選定する目安としては、以下の項目が挙げられます。
(1) 論文の重要なテーマを表す語句を選ぶ。
(2) 単語と短いフレーズに限る。
(3) できるかぎり名詞形を用いる。(たとえば「recovering errors automatically」ではなく、「automatic error recovery」と表記する)
(4) 省略形は、一般的に通用するもののみを使用する。
(5) 複合語は、慣用的に使用されているもののみを使用する。
(6) 一般的な語句(たとえば「biology」、「chemical reactions」、「solving differential equations」など)を避ける。


Dr. Paquette

グレン・パケットGlenn Paquette

1993年イリノイ大学(University of Illinois at Urbana-Champaign)物理学博士課程修了。1992年に初来日し、1995年から、国際理論物理学誌Progress of Theoretical Physicsの校閲者を務める。京都大学基礎物理研究所に研究員、そして京都大学物理学GCOEに特定准教授として勤務し、京都大学の大学院生に学術英語指導を行う。著書に「科学論文の英語用法百科」。パケット先生のHPはこちらから。

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