「ジャーナルからのリジェクトへの対応」

Transcription :[00:00 – 00:42]

こんにちは。ユレイタス学術出版オンラインセミナー第3回です。今回のテーマは「ジャーナルからのリジェクトへの対応」です。ジャーナルに投稿した論文がリジェクト、却下された際の対応について、3つの点でお話ししたいと思います。1つ目は「投稿論文がリジェクトされる一般的な理由」、2つ目は「リジェクトへの対応」、3つ目が「査読者のコメントへの回答の方法」です。

[00:42 – 01:43]

まずは、「投稿論文がリジェクトされる一般的な理由」をみていきましょう。ジャーナルに投稿した論文がリジェクトされる理由は大きく分けて、編集上の理由と専門的な内容面での理由です。編集上の理由とは、その論文がジャーナルの取り扱う分野と内容的に合致しているか、ジャーナルのガイドラインの要件を満たしているか、二重投稿などの問題、語学的な精度の問題がないか、といった点に関わる理由です。専門的な内容面での理由とは、論文の結果が、ジャーナルの基準を満たしているか、仮説や、エビデンス、データ解析、研究手法が、ジャーナルの要件を満たし、科学的に見て正しいものか、といった指標による理由です。

[00:42 – 03:43]

では、投稿した論文がリジェクトされた場合、どうすればよいでしょうか。リジェクトされれば、それでおしまいではありません。そこから、新たな挑戦が始まります。リジェクトされた研究者が取る対応として考えられるのは「リジェクトについての異議申し立てをする」、「同じジャーナルに再投稿する」、「別のジャーナルに投稿先を変える」の3つです。

まず、最初の選択肢「意義申し立て」についてです。ジャーナルによるリジェクト、却下に納得がいかない場合は、appeal、つまり異議を申し立てることもできます。その際は、非常に明確に異議を提起し、研究の重要性を示さなければなりません。その論文が出版されるべき理由とともに査読者と編集者にその重要性が伝わらなかった理由も説明しなければなりません。

次の同じジャーナルへの再投稿という選択肢は、例えば「内容は悪くないものの、修正・追記が必要」などというコメントとともにリジェクトされた際に有効です。単純な改定作業ではなく、査読コメントに基づいて原稿をしっかりと改定し同じジャーナルに再投稿します。

三つ目の「投稿先の変更」という選択肢は、ジャーナルから完全にリジェクトされてしまった場合、つまり掲載の可能性が全くないと告げられた場合に取るべき対応です。その際は、新しい投稿先ジャーナルを決め、そのジャーナルの規定に合わせて原稿を改定します。

[03:43 – 04:55]

最後に、査読コメントへの返答法についてお話しします。査読コメントへの返答には、様々な側面がありますが、三つの鉄則があります。それは、「質問に対して完全に答える」「礼儀正しく答える」「根拠のある返答にする」ということです。査読者のコメントすべてをしっかりと読んで理解し、慎重に返答をする必要があります。コメントに同意できる場合も出来ない場合も、合理的で筋の通った礼儀正しい返答をしなければなりません。

査読者は、自分たちの研究分野の専門家で論文を改善し出版する手伝いをしてくれているのだということを肝に銘じておくべきです。査読者の仕事に敬意を払いましょう。査読コメントを真摯に受け止めることが、論文の質を上げ、出版を成功に導いてくれます。

[04:55 – 05:05]

今回は、「ジャーナルからのリジェクトへの対応」についてお話ししました。
次回のユレイタス学術出版オンラインセミナー もお楽しみに。

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